内容:
近年、日本各地の陸水域では水草の大量繁茂による環境悪化が懸念されています。例えば、琵琶湖では水草の分布が南湖の 90%以上を覆っており、社会・経済にわたる複合的環境問題(漁業活動への影響、周辺住民への悪臭被害、景観悪化によるツーリズムへの影響など)を引き起こしています。そこで本プロジェクトでは、1)水草の持続可能な除去・管理基準の策定、2)除去した水草バイオマスの有効利用法の確立についての研究を行っています。
詳細についてはこちらを御覧ください。
温帯域から寒帯域にかけての沿岸岩礁地帯には、通常、波打ち際から数 10m までの範囲に海藻類が繁茂します。それらの海藻藻場は仔稚魚の餌場や隠れ家となり、仔稚魚期における生存率を維持することで水産資源の保護に貢献してきました。ところが近年、日本沿岸の多くの海域でこれらの藻場が減少、衰退する「磯焼け」が大きな問題となっています。そこで、新上五島町からの委託事業(2014 年度~ 2016 年度)として、本海域において栄養塩施肥による磯焼け対策実証実験を行うこととなりました。
詳細についてはプロジェクトのページをご覧ください。